肘の黒ずみは普段の生活習慣や乾燥によって発生しまいます。寒い時期には肘は隠せますが、半袖やノースリーブを着る時期に入ると黒ずんだ肘を周囲にさらすことになってしまいます。黒ずんだ肘は、清潔感がないという印象を与えてしまいます。今回は、肘の黒ずみの原因と予防、改善方法についてご紹介します

顔や手元、膝や足元など、目の届くところの肌トラブルは自然と視野に入るのでケアをしたり隠したりすることができます。しかし、目につかない部位の肌トラブルは気づくことに遅れ、そのケアも怠ってしまいがちです。肘は、周囲からはバッチリ見える部位ですが自分では気づかない代表的な部位です。

肘の黒ずみは、特に肌の露出が多くなる夏に気になりますよね。普段の習慣の見直しや日々のケアを続けていれば黒ずみは改善されます。今回は、肘の黒ずみの原因、予防、そして改善方法をご紹介します。

1.肘の黒ずみの原因とは?

気をつけて

膝の黒ずみが発生する原因は3つに分けられます。「摩擦」「刺激」「圧力」です。肘をタオルでゴシゴシこすったり、強い紫外線に長時間刺激されたり、肘をついたり頬づえをついたりして肘に圧力をかけることを続けていると、皮膚はそれらから内部を守ろうとし皮膚を分厚くします。この分厚くなった部分は角質です。原因となる習慣や刺激を防ぐことを怠り、肘のケアをしないでいると角質はどんどん蓄積されていき、色素沈着を起こし黒ずみとなるのです。

 

色素沈着による黒ずみは、長期間放っておくとなかなか取り除きにくくなります。まずは、黒ずみを作る原因となる習慣や予防を行うことが大切です。

では、この3つの原因とはどのような行為によるものなのかを具体的にご紹介します。

 

【原因1】摩擦

日々の生活の中で、私たちは肘に様々な摩擦を起こしています。それは、防げるものもあれば、防ぐことが難しいものもあります。

 

【防ぐことができる摩擦】

・入浴時に体を洗うタオルをナイロン等の硬めの素材ではなく柔らかい素材に変える

・お風呂上がりの水気を切る際に、硬い素材のタオルでゴシゴシ洗わない

・肘を掻かない

・肘を締め付けるような硬めの素材の洋服を控える

【防ぐことが難しい摩擦】

・洋服の脱着

・肌着の着用

・保育士やマッサージ師、看護士など、肘や膝など体全体を使う仕事による摩擦

 

【原因2】刺激

刺激という原因は、摩擦と類似する点も多くあります。というのも、摩擦も刺激の一つといえるからです。今回、「摩擦」と「刺激」と分けたのには、「摩擦」は直接的な刺激によるものとし、「刺激」は摩擦を引き起こす間接的なものとしてお知らせするためです。

 

では、間接的な摩擦とはどのような刺激のことを指すのでしょうか。

日差し

一つは、紫外線による刺激です。

紫外線を浴びると、肌を守るためにメラノサイトという物質が働きメラニンを作りだします。メラニンは、紫外線による肌細胞の破壊や皮膚がんの発生を防ぐ役割を持っており、私たちの体を守る大切な物質です。一定の期間を過ぎると、新陳代謝(ターンオーバー)によりメラニンは自然に排出されます。

しかし、強い紫外線を長時間浴び続けていると、メラニンが大量に生成され、自然放出に間に合わない状態になり肌に蓄積されていきます。メラニンは、蓄積された状態が続くと色素沈着を起こします。これが黒ずみの原因となるのです。

かゆい

 

もう一つは、乾燥肌が引き起こすかゆみという刺激です。

元々肘は皮脂腺が少なく皮脂の分泌が少ない部位です。皮脂は、肌の潤いを保つために肌にある水分にフタをしてくれる働きがありますが、皮脂が少ないということは、そのフタの働きが少ないということになり、乾燥肌になりやすい状態であることを意味します。

また、肘には汗腺も少なく汗をかくことも少ないため、これも乾燥の原因になります。

 

肌が乾燥すると、かゆみを伴うことがあります。冬の乾燥時に、顔や体がかゆくなり粉がふいたような状態を経験された方は多いのではないでしょうか?乾燥を引き起こすことでかゆみが発生し、「掻く」という「摩擦」に繋がります。

 

【原因3】圧力

肘つく

休憩時にお茶やコーヒーを飲む際に肘をついたり、考え事や悩み事があるときに頬づえをついたり、パソコンのキーボード操作をするときに肘をテーブルにつけたり、自然に肘に体を預けることがありますよね。このような、何気ない習慣や行動が肘に圧力をかけていることになり、黒ずみを発生させてしまうのです。

圧力をかけられれば、肌はその部位を頑丈にするために皮膚を厚くします。これは古い角質が重なっている状態で、ターンオーバーが正常に働いていないという状況です。普段の習慣やクセがターンオーバーを邪魔し、黒ずみへと繋げているのです。

 

2.肘の黒ずみを予防しよう!

黒ずみを発生してしまう原因をなくすことが、黒ずみの予防になります。普段の習慣やクセに気を付けたり、使用しているタオルや着用している下着や洋服等を見直すことからはじめましょう。

 

摩擦の予防

入浴時に使っている体を洗うタオルの素材を見直してみましょう。特にナイロン製でできたタオルは肌に大きな負担を与えます。背中など手の届かない部位以外は、キメ細かいふわふわモコモコ泡を作り、やさしくマッサージするように洗うと肌への負担が大幅に減ります。

 

また、お風呂上がりの際にはタオルでゴシゴシと体を拭かずに、水分を吸い上げるようタオルを体に当てて水気を切るようにすることをおすすめします。タオルの素材も、やわらかいものを使うとさらに効果的です。

 

洋服は、細身に見せるために締め付けるようなタイプのものを着用していると、間接的に下着やインナーなどで肘をこすりつけている状態になります。肘の黒ずみを予防するには、そういった締め付けタイプの硬めの素材の洋服を控えるようにしたほうが良いでしょう。

 

刺激の予防

紫外線予防には、日焼け止めクリームを塗ったり、日傘や薄いカーディガンを羽織るように心掛けるだけでも、肌への刺激は少なくなります。ただし、日焼け止めクリームには乾燥を引き起こす原因となる成分が入っていることもあるので、入浴時にはしっかりと洗い流し、保湿剤を塗ってケアをすることが大切です。

乾燥を予防するには、保湿剤を利用は必須です。自身の肌に合う保湿剤を見つけ、毎日丁寧に塗り、乾燥肌になることを防ぎましょう。

 

圧力の予防

肘をつかない、頬づえをつかない、キーボードを打つ際には肘が当たる箇所にタオルを敷くなどして、肘にかかる圧力を予防しましょう。

習慣やクセになっている場合、気付かないうちに肘をついてしまうこともあるかもしれません。普段仕事をしているスペースの見えるところに、自分へ向けた注意書きを貼ったり、手帳に赤字で書き込むなどして、少しずつ習慣を変えていきましょう。

 

3.黒ずみが進んでしまった肘のケア方法とは?

黒ずみを発見してからではもう諦めるしかないのか… そんなことはありません!黒ずみは、古い角質を少しずつ剥がしていきターンオーバーが正常に働くよう導けば、元のようなきれいな肘になります。時間はかかりますが、諦めずにじっくりとケアをしていきましょう。

 

ケア方法としては、毎日のセルフケアは必須ですがそれに加えて、エステサロンでの黒ずみ除去プログラムに通ったり、皮膚科で施術してもらうなどのケアも効果的です。

 

セルフケア方法、エステサロンでの施術、そして皮膚科での受診について具体的にご紹介します。

 

セルフケア方法について

前述の通り、肘は汗腺や皮脂腺が少ないため、乾燥しやすい部位です。お風呂にゆっくり浸かり、皮膚をやわらげたり、保湿剤をつかったマッサージなどで潤いを保つためのケアをする必要があります。黒ずみを取り除くには、古い角質層を剥がすことから始めます。では、その手順をご紹介します。

 

重曹を使ったピーリングと保湿方法

重曹

重曹は、水回りの掃除や消臭、歯磨き、洗顔など様々な場面において活用されています。実はこの重曹には、角質を剥がすピーリング効果があり、さらに毛穴の汚れを取り除いてくれる働きもあります。古い角質を剥がす、ということは黒ずみ改善に役に立つということになります。スーパーやドラッグストアで簡単に手に入れることができ、値段も安いので、重曹を使った黒ずみケアは気軽に始めることができます。

 

では、重曹を使ったピーリングと保湿方法についてご紹介します。

 

【準備するもの】

・重曹

・水

・ボール(洗面器でもOK)

・保湿剤

・ラップ

 

【手順】

1.重曹大さじ1、水小さじ1をボールに入れて混ぜ合わせペースト状にします。

2.ペースト状になったら、肘に塗布し円を描くようにクルクルとやさしくマッサージします。

3.肘に十分馴染んだら、ぬるめのお湯で洗い流します。

4.柔らかいタオルを肘に当てるようにして水分を拭き取ります。(ゴシゴシと拭いてはいけません!)

5.保湿剤を肘に塗布し、肘周りをラップで巻き保湿剤を浸透させます。

6.5~10分程度ラップで巻いた後、ラップを外します。

 

ラップを使った保湿が面倒だという方は、保湿剤を手のひらに取り、手の温かさと共に肘に押しあてます。保湿剤はゴシゴシと塗り付けるのではなく、じんわりと浸透させるイメージです。

 

また、水の代わりにオリーブオイルを使うことも効果的だといわれています。オリーブオイルには保湿効果が含まれているからです。ただし、肌に合わないと感じた方は無理に使用することは控えましょう。

 

ピーリングは、月に1~2回程度の頻度で行うことがおすすめです。あまり頻度が高いと、肌に負担をかけることになり、「刺激」となって余計に角質が分厚くなることがあるので要注意です。

 

入浴剤として重曹を利用する

重曹を湯船にいれると、水がやわらかくなり全身をマッサージすることで皮膚をやわらげる効果があるといわれています。こちらも、頻度が高すぎると肌に刺激を与えてしまうので月に1度程度にしたほうが良いでしょう。

 

エステサロンでの施術

エステサロン

なるべく早く的確な方法で効果を得たい方や、ブライダルを控えている女性にはエステサロンでの施術をおすすめします。エステサロンには、黒ずみのケアについて専門のスタッフがいるので相談に乗ってもらえる上に、ホワイトニングパックなど自宅でできないような施術を受けることができます。

 

値段が高いこと、定期的にサロンに通うという面倒な点はありますが、セルフケアに加えて施術をすることで黒ずみ改善により効果的にアプローチできるでしょう。

 

皮膚科での受診

医師

皮膚科は、専門医が患部の状態を医学的視点から看て、飲み薬や塗り薬の処方をしてくれます。他にも、レーザー治療といった高度な技術を使い、黒ずみを除去する方法を採用している病院もあります。健康保険対象範囲であれば、エステサロンに通うよりも安く黒ずみ改善することができます。

 

4.まとめ

肘の黒ずみを解消するには、根気強く長期戦でケアを続けなくてはなりません。そのため、黒ずみの状態がひどくなる前に予防とケアが重要になります。

 

体を洗う際やお風呂上がりのタオルの使い方、紫外線から身を守るためのカーディガンや日傘の利用、そして習慣づいている肘をつくような姿勢、これらは肘の黒ずみを引き起こす大きな原因となります。ほんのちょっと気を付けるだけで、黒ずみに悩まされるストレスから解放されます。特に、肘をつく姿勢をやめ、ちょっと背を伸ばしてパソコンを売っている姿は、肘をついている姿より断然見た目が美しくなります。姿勢の良い女性は、品が良くみえるので好感度も上がります。

 

肘の黒ずみには、予防と保湿ケアで対策!そしてターンオーバーを正常に働かせ美しい肌を取り戻しましょう。